G♯メジャー

ピアノでG＃メジャーを弾くには

G＃メジャーのコード（和音）を弾くには、まず根音（ルート）を見つけましょう。最初に、黒鍵が3つずつ並んでいる部分を探してください。そのうち真ん中の黒鍵が「G＃ = ソ＃」です。ここからコードを作っていきましょう。

G＃メジャーにはダブルシャープ（𝄪）の音が含まれ読みづらいので、このコードを目にすることはあまりありません。ピアノでは「ソ＃」は「ラ♭」と同じ鍵なので、こうしたピッチ（音の高さ）はA♭メジャーの調（変イ長調）で読み書きする方が楽です。

同じ高さの音に異なる名前がある場合、それらを異名同音と呼びます。例えば「ラ♭」は「ソ＃」の異名同音です。それでも、コードの理論的な仕組みを理解することは無駄ではありません。この先を読み進めて、G＃メジャーについてもっと学びましょう！

G＃メジャー・コードは「G＃ = ソ＃」「B＃ = シ＃」「D＃ = レ＃」を使います。ピアノ上では「シ＃」は「ド」として考えた方が分かりやすいかもしれません。このコードを右手で演奏するには、次の指を使いましょう。

レ＃ - 5の指（5）
シ＃ - 3の指（3）
ソ＃ - 1の指（1）

左手の場合は、次の指で演奏します。

レ＃ - 1の指（1）
シ＃ - 3の指（3）
ソ＃ - 5の指（5）

場合によっては、別の指で弾いた方が楽だと感じるかもしれません。コードの作り方と響きを確認するには、上の動画をご覧ください。

G＃メジャーの転回形は？

G＃メジャーの2つの転回形は、コード内の音の順番を入れ替えることで弾けます。ここでは、第一転回形と第二転回形の弾き方を見ていきましょう。

G＃メジャーの第一転回形を弾くには

G＃メジャー・コードの第一転回形を弾くには、コードの最低音を「シ＃」にします。右手で弾く場合は、次の指を使いましょう。

ソ＃ - 5の指（5）
レ＃ - 2の指（2）
シ＃ - 1の指（1）

G＃メジャーの第二転回形を弾くには

第二転回形は「レ＃」を最低音にすれば弾けます。このコードを右手で演奏するには、次の指を使いましょう。

シ＃ - 5の指（5）
ソ＃ - 3の指（3）
レ＃ - 1の指（1）